剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である。
これは全日本剣道連盟が規定する剣道理念です。
これを私なりに解釈すると、
剣道は日常生活に応用されなければ学ぶ意味がない。
となります。
日常生活で大事なことはなんでしょうか？
それは人を思いやる、困ったら助ける、といった
小学生でもわかるような人として当然のこと。
また呼吸や歩くなど、
人間が生きていくうえで必要な人体の働き。
これらと剣道が一致することがいわゆる「人間形成の道」だと思います。
剣道の基本といわれるものの中には日常生活と乖離しているものがあるかもしれません。
そうしたものをひとつずつ振り分ける作業が剣道学習者には必要になってくると思います。
これは大変な道です。
しかし、自分なりの剣道観が確立できます。とても楽しいです。
以上より剣道を勉強する際には、その教えが日常生活にどのように反映されているのかを確かめることが重要であり、それが自らの「剣の道」を歩むことにも繋がるのです。
