はじめまして。
30代の剣道三段で剣道歴はブランク期間を除いて17年です。
私は5歳から剣道を始めました。
小学校・中学校時代はとても楽しく稽古してました。
しかし、高校生になると事態は一変しました。
いままで疑問を持たずにやってきた剣道動作に違和感を覚えたのです。
小さい面打ち。
左足から踏み切って右足で踏み込む、右足が着床する手前で竹刀が相手の面に届く。
送り足で相手をすり抜け、振り返り残心を示す。
この当たり前の流れに対し、
やりたくない!! という拒否反応が出たのです。
木々に青葉が芽吹きだした、高校1年生の6月頃と記憶しています。
だた、剣道がうまくなりたい!!という思いはありました。剣道自体好きでしたから。
うまくなりたいけど、やりたくない・・・
アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるようでちっとも前進している感じはしませんでした。
答えを見つけようと素振りをしたり、朝早く道場へ行って雑巾がけをしたりと、ありとあらゆることをしましたが、問題の解決にはつながりませんでした。
そのうち剣道に対する、諦めとやり場のない怒りが自分を支配し、やる気を失っていきました。
そして、高校3年生の地方大会敗退後、
やめてやる!! と喧嘩別れのような形で剣道から離れました。
宿題を残したまま離れることに後ろめたさを感じながらも、当時の私にはこうするしか方法はありませんでした。
その後大学進学、会社員となり剣道から離れて10年が経ちました。
ひょんなことから再び剣道を再開することになりました。
そしてやっていくなかで高校時代に残した宿題の存在を思い出したのです。
そして気づいたのです。
剣道の基本が自分にほとんど合っていないことを。
そこで決意しました。
基本に忠実な剣道ではなく、自分に合う剣道をしようと。
このブログではその決意をもとに、これまでに感じていること、考えていることを綴っていきたいと思います。